短歌

2015年7月 7日 (火)

短歌・本歌取り

 
◆実るほど
コマネチ冴える
稲穂かな
富士の頂(いただき)
栄(は)えし誉れの

 
本歌取り(ほんかどり)で下(しも)の句を詠んでみました。(笑)
本歌取りとは他の作品の一部を引用して新しく別の歌を詠むという遊びです。
本歌取りをする時のお作法というか細かいルール等もあるのですが、今時の詠歌ではみんなで楽しく気軽に行われています。
上(かみ)の句が本歌取りの所です。
2句目の一部は言葉を変えてあります。
この様に一部、言葉を変えたりしてもOKとなります。
上の三行が上の句、下の二行が下の句です。
実はこの上の句も本歌取りで、

実るほど
コマネチきめる
稲穂かな

と、即詠(そくえい)されたものでした。
即詠とは即興で詠むことです。
即詠で本歌取りをキメるなんて天才は何をやってもソツがないですね♪


◆コマネチも
即詠も
キメちゃうなんて
流石、神様。
ブラボー!!ブラボー!!


オマケに即詠で返歌を。(笑)
一緒に遊んで下さって感激です!
めっちゃ楽しいです♪

短歌・あめのひのうた

 
『あめのひのうた』

 
◆とんとんととと
たんたたた
ららららら
うたっているよ
こいもしずくも

◆そばにいる
やさしいあめが
とうめいの
けはいになって
せなかをつつむ

◆ほっぺたが
ぬれているのは
あめだって
ことにしておく
こいしくたって

◆てをふって
またねと
みつめあうひとみ
ひかりへすすむ
ときのはじまり

◆みあげれば
なまりのくもが
かさなって
つぶされそうな
うつむきそうな

◆つながった
むこうのそらも
あめだから
おなじせかいに
あるるよろこび

◆たなばたの
うちゅうのはての
おはなしに
どこかにている
あめのふるよる

◆かみさまが
さずけてくれた
あめのひは
にじをながめる
したくをするひ

◆らいめいの
どらむろーるが
まくあけを
しらせているよ
がらすのくつの

◆あじさいの
なみだのつぶを
なないろの
ほうせきにした
にじのきざはし

 

※1番目の詠歌は初句7音という手法を使っています。
定型では5、7、5、7、7、と初句は5音ですが、初句と2句と引っくり返して7、5、となっています。
オノマトペ(擬音)を多用する為に初句7音を用いました。
オノマトペのリズム感や臨場感を表現する場合に初句7音を使ったりします。

2015年4月20日 (月)

短歌・掠れた声で

 

『掠れた声で』
 

◆割れそうな
魂の殻
あと僅か
留まることも
旅立つことも

◆天井に
鏤められた
星達は
涙のレンズ越しに
見たから

◆両膝に
額を付けて
踞り
誰もいらない
石ころになる

◆行く宛も
戻る処も
わからない
砂漠の地平に
砂嵐生(あ)る

◆死ぬのかな
色褪せながら
縮まって
心だなんて
ものは要らない

◆片方の
靴が何処かで
脱げていたことも
気付かず
ただ歩くだけ

◆灰色に
変わってしまった
指先が
風化しながら
ぽきんと折れた

◆助けてと
掠れて消える
届かない声の
代わりに
唇を噛む

◆一瞬(ちょっと)だけ
荷物を下ろして
良いですか
1世紀もある
奴隷の荷役の

◆寝そべって
宙を虚ろう
目の中は
光のいない
深海のよう


2015年2月14日 (土)

短歌・ち ょ こ れ い と

『ち ょ こ れ い と』

 

◆大好きなのに
義理なんて
嘘つきのチョコ
あげれない
きっと一生


◆今時の
お洒落なわけじゃ
ないのです
塩テイストは
愛してるから


◆あの人の
隣の席を
見つめてる
妹だから
チョコはおあずけ


◆自分への
ご褒美にして
舌を出す
去年と同じ
猫のチョコ噛む


◆夢の中
幻の人と
繋ぐ手の
指を絡めた
バレンタインデー


◆真っ青な
気持ち良いほど
青空に
リベンジ誓え!
次期2月14日

 

2014年12月 2日 (火)

短歌・崇徳院の歌への返歌

『崇徳院の歌への返歌』

 

◆たまゆらの
水面漂ふ
今生の
生死恨めし
他生の縁も


<歌意>
前世から繋がる縁だとしても生と死に分けられれば、残された者は現世をただ彷徨わなければならないことが悲しい。
来世にまた廻り逢えたとしても、現世すら膨大な時の流れなのだからこれをどう過ごせば良いのだろうか。
あとどのくらいの時間が残されているのか…、人生の楽しい時間は短く、辛い時間は長く感じてしまうのだから、せめて少しでも長く共に在りたい。

…という様な感情を詠みました。

 

『崇徳院の歌』

瀬をはやみ
岩にせかるる
滝川の
われても末に
あわむとぞ思う


歌意『たとえ離れ離れになってもまた巡り逢うでしょう』

2014年12月 1日 (月)

短歌・晩秋

『晩秋』

 

◆彩と
燃ゆる想いを
重ねつつ
瞼の君に
紅葉はらはら


◆遊歩道で
銀杏のドレスを
ひるがえし
つむじ風と
ステップを踏む


◆カフェテラス
ホットココアの
クリームは
甘いバニラな
キモチのメタファ


2014年8月 8日 (金)

短歌・真夏の熱帯夜の現

 

『真夏の熱帯夜の現(うつつ)』

 

◆チョットだけ芸術するのは置いといて、ナゲキ、ボヤキ、短歌、してみる。

◆熟女(としうえ)が好きという君に片思いするわたしは一学年(いっこ)年下…

◆悲しくて瞼を閉じてしまうのを熱中症のせいにしておく

◆夢の中、金魚すくいをする君の浴衣の袖もちょっぴり濡れた

◆あやふやな表現だけど誠実な心をくれているのかも…とか。

◆星空に話しかけたら空中に散らばったようでこれからも謎

◆丑三つに置いてけぼりされた熱帯夜は扇風機の風も霊気

◆一週間と決められた期限付き恋だから鳴く蝉は勇者だ

◆結局は何も無いのだ、何ひとつとして無いのだ、空想以外は。

◆眠れない夜から続く早起きも三文の徳があるのだろうか

◆暑いです、やたらに熱い恋なんかしてるんだから仕方ないよね。

◆ミューズへのお供え物は完熟の桃が良いのだ、涙などより

◆金色の髪だったのに黒髪が戻らぬ過去と宣言をする

◆この空の下の知らない誰かへの求愛の歌が美し過ぎて

◆他人事(ひとごと)の恋の歌でも安らかな天使の声に癒されている

◆芸術の恩寵だから好敵手(あのひと)の全てがきっと好きなのだろう

◆美しい黒い瞳も芸術も手の届かない天の神さま

◆行く宛の無い心かと思ったらミューズが降りて来て詩を創る

◆願いとは違う未来が通り過ぎ、人生なんてこんなものです。

◆幸せなミューズの歌は人々に降り注がれる希望の光

2014年8月 2日 (土)

短歌・コカツ

 

『コカツ』

 

◆雷鳴に
消されてしまう
君の声
怯える闇に
抗えぬまま

◆偽りの
薄ら笑いで
ペルソナに
同化している
鏡の他人

◆オバサンには
チャン・グンソクが
恋人で
鰻のゲームは
難し過ぎて

◆会いに行く
会いに行かない
会いに行き…
行きたいのって
言っても良いの?

◆雑念で
コカツしている
霊感は
ミューズのお告げも
遠い出来事

◆あまりにも
悲しいからって
短歌まで
ポップになるって
それが悲しい

◆下手くそな
キャッチボールは
ゴロばかり
あっちに投げて
一緒に拾おう

2014年7月13日 (日)

短歌・沈黙

 

『沈黙』


◆当て所ない
君の名前を
呟いて
我にかえれば
散らかった部屋

◆遮断機が
通せんぼする
警報が
チカチカと鳴る
運命が嫌

◆真夏日も
氷の中で
眠らせて
ただひたすらに
アモールを待つ

◆マヤ歴の滅亡の日は
遠くからではなく
せめて見つめ合いたい

◆愛の歌
あなたと歌う
デュエットは
わたしと踊る
グラン・パ・ド・ドゥ

2014年7月 7日 (月)

短歌・七夕へ

 

『七夕へ』


◆短冊に
内緒で書いた
願い事
君を笑顔(わら)わす
魔法を下さい

◆織姫と
彦星よりも
待ち侘びて
熟させている
独りの時間

◆水面(みなも)への
決死のダイブ
受け止めた
光の川は
君の両腕

◆前世の
奇跡を繋ぐ
赤い糸
生まれていてくれて
ありがとう

 


今日は七夕ですね。
東京の空模様はイマイチです。
日本は梅雨の真っ只中ですが、織姫と彦星の故郷の中国では星空のランデブーとなるのでしょうか!?
カップルの方もお一人様の方もみんな幸わせになりますように!
大好きな人がいつも笑顔でいられます様に☆彡


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